私は、モラハラ夫とは年の差婚だった為、義父母も私の両親より大分年上でした。
その為、言葉遣いや会話、食べ物や着る物など、年代の違いも含め全てに於いて全く合わなかった為、違和感だらけでした。
義父母と同じ戦前生まれであっても若々しい方はいると思うのですが、義父母は時代に付いていかれない人達だった為、とにかく違和感の塊でした。

義父母の言葉と言えば、
『ボデーソープ』(ボディーソープ)
『シーデー』(CD)
『ビッグダデー』(ビッグダディ)
『デズニーランド』(ディズニーランド)
と言った具合いです。
因みに、義母から、
『衣紋掛け』(えもんかけ)
と言われても、私は何の事か分かりませんでした。
昔はハンガーの事を衣紋掛けと言ったそうです。

そして、義父母との会話の内容としては、義父母が当時住んでいた都内の自宅には、1970年代になってもまだ自宅に電話が無かった事や、その上テレビは白黒テレビだったそうです。
また、私が子供の頃スイミングを習っていた話をしたら、義父からは、
『俺は井戸水で作ったプールにしか入った事が無い』
と言われ、1980年代生まれの私としては、実際に井戸水を触った経験も無く、井戸水とは無縁の生活だった事から、スイミングの話をしてまさか井戸水の話が出るとは夢にも思いませんでした。
そして義母からは、
『私は川でしか泳いだ事が無い』
と言われ、義母は田舎育ちだったものの、こちらもスイミングの話をして、まさか川の話をされるとは夢にも思いませんでした。

他には、サッカーの話をしても、義父母からは、
『野球なら分かるけど、サッカーは最近過ぎて分からない。
と言われ、Jリーグ開幕の1993年は最近過ぎて馴染みが無いと言われました。
(15年前は最近過ぎる‌😱)
私は学校の運動会でJリーグの「オーレ!チャンプ」を踊った経験から、Jリーグには物凄く馴染みが有ったので、サッカーは最近過ぎて馴染みが無いと言われるとは夢にも思いませんでした。

そして、私は世代的に500円札を実際には知らないのですが、義父母からは、
『500円札なんてごく最近まで有ったお札なのに、知らないなんておかしい』
と言われましたが、普通で考えて、1980年代生まれの人が500円札を実際に知る筈がありません。
勿論、500円札の存在そのものは知っていますが、私は実際に扱った事は1度も無いのです。

食べ物も、とにかく昔過ぎて義父母とは合わなかったです。
普通、自分の息子よりも大分若い20代の嫁が来たら、多少は嫁の好みも聞いてくれても良いのに…とも思いましたが、義父母は、
「自分達が美味しい物=相手も美味しい」
と思い込んでいる人達だったので、私の食の好みと全く合わない事にすら気付いていませんでした。

食べ物の話とは少し違いますが、ペットボトルの飲み物を一緒に飲もうと思い、500mlのペットボトルを義父母に買って行った事があったのですが、義父から、
『俺はペットボトルで直接飲めない』
と言われ、1度必ずコップに移さないと飲めないそうです。
どうしてかは分かりませんが、若い頃からペットボトルが苦手だと言っていました。

何から何まで違和感だらけの義父母でしたが、違和感だらけなのは時代の違いだけではありませんでした。
モラハラ夫は私よりもかなり年上だった事から、長女も長男も年齢的に遅い子供でした。
その為、義父母からしても長女はかなり遅い初孫だったのですが、義父母には女の子が居なかった為、とにかく女の子の初孫を望んでいました。
最初の頃のブログにも書きましたが、私は結婚をする前から、義母に、
『女の子の孫を産んでちょうだい
と、散々言われていたのです。
その為、たまたま初孫が女の子だった事から、義父母はまるで長女を自分達の所有物かの様に、
『女の子で良かったわ~
と、何度も何度も言ってきていました。

とにかく孫命だった義父母ですが、長女がまだ1歳になりたての頃、義母から、
『今からイチゴ持って行くから
と連絡が有ったので家で待っていたところ、義母が我が家に運んできたイチゴの数を見て私は驚きを隠せませんでした
ナント
4粒だけだったのです
イチゴ4粒を小さいタッパーに入れて持ってきたのです
義母が、
『○○ちゃん(長女の名前)にあげて』
と言い、嬉しそうに長女に話し掛けていましたが、私は開いた口が塞がりませんでした。
義父母からしたら、嫁の私よりも孫の方が可愛いのは言うまでもありませんが、だからと言って、孫命をあからさまに出され過ぎても嫁の立場としては微妙ですよね・・・。
どうやら、イチゴを1パック買って義父と食べていたところ、途中で、
『孫にもあげたい』
と思ったらしく、それで急遽、その1パックの中から残った分の4粒だけをタッパーに入れて、我が家まで車で運んできたそうなのです。
(当時は双方の自宅から車で片道15分の距離でした)

私だったら、仮にお嫁さんの所にイチゴを持って行くとしたら、最低でも1箱分(4パック)は持って行くと思います。
いくら孫命とは言え、義理の親からイチゴ4粒を貰って喜ぶお嫁さんが果たして存在すのでしょうか
私は全く嬉しくありませんでした。
1歳の孫の分と言って、イチゴ4粒だけ貰っても・・・
正直微妙でした。
(本音は迷惑😱)

次回は、嫌味とジョークの区別がつかない義父のお話です。